「ホームページが古くなってきたので作り直したい」
「かんたんホームページ作成ツールで作ったサイトだから限界を感じている」
小さな会社の経営者の方と話していると、このような声を聞くことがあります。
また、制作会社から
- 今のホームページでは効果が出ません
- SEO対策ができていません
- かんたんホームページ作成ツールでは検索上位表示できません
- リニューアルしないと問い合わせは増えません
といった話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
もちろん、ホームページのリニューアルが必要なケースもあります。
しかし私は、「かんたんホームページ作成ツールで作ったから問い合わせが来ない」というケースをほとんど見たことがありません。
むしろ多くの場合は、
- 誰に向けたサービスなのか分からない
- 自社の強みが伝わっていない
- 問い合わせしにくい
- 更新が止まっている
といった問題があります。
ホームページを作り直す前に、まずは今のホームページで改善できることがないか確認してみることをおすすめします。
1.誰に向けたホームページなのか明確になっているか
ホームページを訪れた人が最初に知りたいのは、
「この会社は自分に関係があるのか」です。
しかし実際には、
- 会社概要
- サービス一覧
- 代表挨拶
は載っていても、
「どんな人のどんな悩みを解決する会社なのか」
が伝わっていないホームページは少なくありません。
ホームページを作り直す前に、まずはトップページを見返してみてください。
初めて訪れた人が10秒で、
「これは自分向けのサービスだ」
と理解できるでしょうか。
2.自社の強みを言語化できているか
「うちの会社の強みって何だろう」
これは小さな会社ほど難しい問題です。
なぜなら、長年当たり前にやっていることが強みになっているケースが多いからです。
しかしホームページを見る人は、
「なぜこの会社を選ぶべきなのか」
を知りたいと思っています。
ホームページを見直す前に、既存のお客様に
「なぜ当社を選んでいただけたのですか?」
と聞いてみることをおすすめします。
ホームページに書くべきことは、社内会議よりもお客様が教えてくれることがあります。
3.問い合わせしやすい状態になっているか
ホームページを見ていて意外と多いのが、問い合わせ方法が分かりにくいケースです。
- 問い合わせボタンが目立たない
- 電話番号が見つからない
- 問い合わせフォームが長すぎる
こうした状態では、せっかく興味を持った人も離脱してしまいます。
ホームページの目的は見てもらうことではありません。
問い合わせや相談につながって初めて意味があります。
4.実績や事例が掲載されているか
小さな会社の場合、知名度よりも信頼が重要です。
その信頼を補うのが、
- 導入事例
- お客様の声
- 施工事例
- 支援実績
です。
自社にとっては当たり前の仕事でも、お客様にとっては重要な判断材料になります。
実績ページが数年間更新されていないのであれば、リニューアルより先に更新した方が効果が出るかもしれません。
5.更新が止まっていないか
ホームページを開いたとき、最新のお知らせが3年前だったらどう感じるでしょうか。
もちろん毎日更新する必要はありません。
ただ、「今もちゃんと営業している会社だ」と分かる状態は大切です。
小さな会社の場合、更新頻度よりも継続して情報発信していることの方が重要だと思います。
6.現在のホームページを分析したことがあるか
ホームページを作り直す前に、今のホームページがどのように見られているのか確認しているでしょうか。
実際には、「誰も見ていないと思っていたページが一番読まれていた」
ということもあります。
データを見ずにリニューアルすると、本来残すべきコンテンツまで消してしまうことがあります。
まずは現状を把握することが大切です。
7.「ホームページ作成ツールだからダメ」という話を鵜呑みにしていないか
個人的に気になっているのが、この問題です。
ホームページ作成ツールを利用している会社に対して、
- このツールではSEO対策ができません
- 検索順位が上がりません
- 問い合わせは増えません
- リニューアルしないと成果は出ません
といった営業トークが行われることがあります。
もちろん、ツールによって機能差はあります。
しかし、多くの小規模事業者にとって重要なのは、システムの違いよりも、
- 誰向けなのか
- どんな価値を提供しているのか
- なぜ選ばれているのか
が伝わっていることです。
実際、ホームページ作成ツールで作られたサイトでも問い合わせを獲得している会社はたくさんあります。
逆に、高額な費用をかけてリニューアルしたにもかかわらず、成果が変わらないケースも少なくありません。
もし、「今のホームページではダメです」と言われたとしても、
その理由が本当にシステムなのか、それともコンテンツや運用の問題なのかは冷静に考えた方が良いと思います。
ホームページは作り直せば終わりではありません。
作り直した後も運用は続きます。
だからこそ、高額なリニューアルを決断する前に、まずは今あるホームページで改善できることがないか確認してみることをおすすめします。
ホームページを作り直す前に考えてほしいこと
ホームページをリニューアルすること自体が悪いわけではありません。
しかし、
「問い合わせが来ないからリニューアルする」
という発想だけで数十万円〜数百万円を投資するのは危険です。
まずは、
「今のホームページで改善できることはないか」
を先に考えてください。
ホームページ作成ツールで作ったサイトだから問い合わせが来ないわけではありません。
また、ホームページを作り変えたからといって状況が改善するとも限りません。
小さな会社の場合、まず取り組むべきなのはリニューアルではなく改善です。
- 誰に向けたホームページなのか
- 自社の強みは伝わっているのか
- 問い合わせしやすくなっているのか
今あるホームページを見直すだけでも、状況が変わることは十分にあります。
リニューアルを検討するのは、その後でも遅くないと思います。
ホームページの成果を決めるのはツールそのものではなく、掲載されている情報と運用の継続だからです。
ホームページを作り直す前に、ぜひ今回紹介した7つのポイントを確認してみてください。
