サービスページに何を書けば問い合わせにつながるのか|小さな会社向けの基本構成

ホームページから問い合わせを増やしたいとき、トップページと同じくらい大切なのが「サービスページ」です。

トップページは、会社全体の入口です。
一方でサービスページは、訪問者が「この会社に相談するかどうか」を具体的に判断するページです。

そのため、サービスページの内容がわかりにくいと、せっかく興味を持ってくれた人も問い合わせまで進みにくくなります。

たとえば、

「何をしてくれるのかがよくわからない」
「自分の悩みに対応してもらえるのかわからない」
「料金や流れが見えなくて不安」
「問い合わせた後にどうなるのかわからない」

このような状態だと、訪問者はページを閉じてしまうかもしれません。

ホームページ全体から問い合わせが来ない原因を整理したい場合は、先に「ホームページから問い合わせが来ない理由」も参考にしてみてください。トップページ、サービスページ、問い合わせ導線など、見直すべきポイントをまとめています。

この記事では、小さな会社のサービスページに何を書けば問い合わせにつながりやすくなるのかを、基本構成に沿って解説します。

目次

1. 誰向けのサービスなのか

サービスページでまず伝えたいのは、「誰向けのサービスなのか」です。

小さな会社の場合、幅広い相談に対応できることも多いと思います。
ただ、サービスページで対象がぼんやりしていると、訪問者は「これは自分向けなのか」が判断できません。

たとえば、

「ホームページ制作を行っています」

だけでは、少し広すぎます。

それよりも、

「はじめてホームページを作る小規模事業者向け」
「問い合わせを増やしたい地域の店舗・事務所向け」
「作ったまま更新できていない会社向け」

のように書いたほうが、読み手は自分ごととして受け取りやすくなります。

対象を絞ると、見込み客が減るように感じるかもしれません。
でも実際には、「これは自分に関係がある」と感じてもらえるほうが、問い合わせにつながりやすくなります。

2. どんな悩みを解決できるのか

サービスページでは、サービス名だけを並べるのではなく、訪問者が抱えている悩みから説明することが大切です。

訪問者は、専門用語やサービス名を知りたいのではなく、「自分の困りごとを解決できるのか」を知りたいからです。

たとえば、ホームページ改善サービスなら、次のような悩みが考えられます。

  • ホームページから問い合わせが来ない
  • サービス内容がうまく伝わっていない
  • 何を改善すればよいかわからない
  • スマホで見づらい
  • 問い合わせフォームまでたどり着かれない
  • 作ったまま更新が止まっている

このように、訪問者が感じていそうな悩みを先に書くことで、「自分のことだ」と思ってもらいやすくなります。

小さな会社のサービスページでは、自社ができることを一方的に説明するよりも、相手の悩みに寄り添う形で書くのがおすすめです。

3. サービス内容を具体的に書く

悩みを示したら、次に「具体的に何をしてくれるのか」を書きます。

ここがあいまいだと、訪問者は問い合わせ前に不安になります。

たとえば、

「Web集客をサポートします」
「ホームページを改善します」
「売上アップを支援します」

だけでは、実際に何をしてくれるのかが見えにくいです。

もう少し具体的に、

  • トップページの構成を見直す
  • サービス内容の見せ方を整理する
  • 問い合わせボタンの位置や文言を改善する
  • スマホ表示を確認する
  • アクセス状況を見て改善点を洗い出す
  • ブログ記事やお知らせの活用方法を提案する

のように書くと、サービスの中身が伝わりやすくなります。

サービスページでは、抽象的な表現だけで終わらせず、「実際に何をしてもらえるのか」まで書くことが大切です。

4. サービスを受けるとどう変わるのか

サービス内容とあわせて、「依頼するとどう変わるのか」も書きましょう。

訪問者は、作業内容そのものよりも、その結果として得られる変化を知りたいと思っています。

たとえば、

「トップページを改善します」

だけではなく、

「初めて訪れた人にも、何の会社で何を相談できるのかが伝わりやすくなります」

と書くと、利用後のイメージが湧きやすくなります。

ほかにも、

「サービス内容を整理します」
→「自社に合うかどうかを訪問者が判断しやすくなります」

「問い合わせ導線を見直します」
→「相談したいと思ったタイミングで、問い合わせフォームに進みやすくなります」

「スマホ表示を確認します」
→「スマホで見た人が、途中で離脱しにくくなります」

このように、作業内容とお客様側のメリットをセットで伝えると、問い合わせにつながりやすくなります。

5. 料金の目安を書く

サービスページで問い合わせをためらわせる大きな理由のひとつが、料金が見えないことです。

もちろん、業種によっては料金を一律に出しにくい場合もあります。
ただ、まったく情報がないと、訪問者は不安になります。

「高そうだからやめておこう」
「問い合わせたら断りにくくなりそう」
「予算に合うかわからない」

このように感じて、問い合わせをせずに離脱してしまうことがあります。

料金を明確に出せない場合でも、次のような情報は載せられます。

  • 料金の目安
  • 最低価格
  • よくある依頼内容ごとの費用感
  • 見積もりが必要になる条件
  • 月額か単発か
  • 初回相談の有無

たとえば、

「ホームページ改善のご相談は、内容に応じてお見積もりします。まずは現在のサイト状況と改善したい内容を確認したうえで、必要な作業をご提案します。」

のように書くだけでも、何も書かないより安心感があります。

料金を出すことは、安さをアピールするためではありません。
訪問者の不安を減らすために必要な情報です。

6. 相談から依頼までの流れを書く

問い合わせにつなげるためには、「問い合わせた後にどうなるのか」を見せることも大切です。

訪問者は、問い合わせボタンを押す前に、無意識にいろいろなことを考えています。

「いきなり営業されないかな」
「相談だけでも大丈夫かな」
「何を準備すればいいのかな」
「どれくらい時間がかかるのかな」

こうした不安を減らすには、サービスページに相談から依頼までの流れを書いておくと効果的です。

たとえば、次のような流れです。

  1. お問い合わせ
  2. 現状やお悩みのヒアリング
  3. 改善内容のご提案
  4. お見積もり
  5. ご契約
  6. 作業開始
  7. 納品・運用サポート

流れが見えるだけで、訪問者は次の行動を取りやすくなります。

特に小さな会社の場合は、「相談しやすそう」と感じてもらえることが大切です。
依頼までの流れを丁寧に書くことで、問い合わせの心理的なハードルを下げられます。

7. 実績・事例・お客様の声を載せる

サービスページには、実績や事例、お客様の声もできるだけ載せたいところです。

訪問者は、サービス内容を読んだあとに、

「本当に頼んで大丈夫かな」
「自分と似たケースに対応したことがあるのかな」
「どんな結果につながったのかな」

と考えます。

そこで役立つのが、具体的な事例です。

大きな実績である必要はありません。
小さな会社の場合は、身近で現実味のある事例のほうが伝わりやすいこともあります。

たとえば、

「地域の店舗サイトで、サービス内容を整理した事例」
「問い合わせボタンの位置を見直した事例」
「更新が止まっていたホームページにお知らせ欄を整えた事例」
「トップページの見出しを変更し、何の会社か伝わりやすくした事例」

のように、課題と対応内容がわかる形で紹介するとよいです。

まだ事例を出せない場合は、「よくある相談内容」や「対応できる業種」を載せるだけでも、安心材料になります。

8. よくある質問を書く

サービスページには、よくある質問も入れておくと便利です。

問い合わせ前の不安や疑問を先回りして解消できるからです。

たとえば、次のような質問です。

  • 相談だけでも可能ですか?
  • 料金はどのくらいかかりますか?
  • 小さな会社でも依頼できますか?
  • 既存のホームページの改善だけでも可能ですか?
  • 対面ではなくオンラインでも相談できますか?
  • どのくらいの期間で対応できますか?
  • まだ依頼するか決まっていなくても問い合わせてよいですか?

こうした質問に答えておくと、訪問者は安心して問い合わせしやすくなります。

よくある質問は、実際にお客様から聞かれることをもとに作るのが一番です。
まだ質問が集まっていない場合は、自分がお客様の立場なら不安に思いそうなことを考えて作ってみましょう。

9. 問い合わせボタンを自然な場所に置く

サービスページでは、問い合わせボタンの位置も重要です。

ページの最後に1つだけ置くのではなく、訪問者が「相談してみようかな」と思いやすい場所に配置しましょう。

たとえば、

  • サービス概要の下
  • 料金の説明の下
  • 相談の流れの下
  • よくある質問の下
  • ページの最後

などです。

問い合わせ導線の考え方については、「問い合わせ導線が重要な理由」でも詳しく整理しています。サービスページでは、読者が納得したタイミングで自然に問い合わせへ進める状態を作ることが大切です。

ボタンの文言も、ただ「お問い合わせ」だけでなく、行動がイメージしやすい言葉にすると効果的です。

たとえば、

「まずは相談してみる」
「サービスについて相談する」
「見積もりを依頼する」
「現在のホームページについて相談する」

のような文言です。

問い合わせボタンは、強く押し売りするためのものではありません。
迷っている人が次の一歩を踏み出しやすくするための案内です。

10. サービスページは「売り込み」より「判断材料」

サービスページというと、つい自社の強みや実績をたくさん書きたくなるかもしれません。

もちろん、強みを伝えることは大切です。
ただし、それ以上に意識したいのは、訪問者が問い合わせるかどうかを判断できる情報を用意することです。

訪問者は、サービスページを読みながら次のようなことを確認しています。

「自分向けのサービスか」
「今の悩みを相談できそうか」
「何をしてくれるのか」
「料金感は合いそうか」
「信頼できそうか」
「問い合わせても大丈夫そうか」

これらに答えられるページになっていれば、無理に売り込まなくても問い合わせにつながりやすくなります。

トップページとサービスページの役割の違いを整理したい場合は、「小さな会社のトップページに必要な要素」も参考になります。トップページでは全体像を伝え、サービスページでは具体的な判断材料を示す、という役割分担を意識すると整理しやすくなります。

まずはこの5つから見直そう

サービスページを改善するときは、すべてを一度に整える必要はありません。

まずは、次の5つが書かれているかを確認してみましょう。

  1. 誰向けのサービスか
  2. どんな悩みを解決できるか
  3. 具体的に何をしてくれるか
  4. 料金や相談の流れがわかるか
  5. 問い合わせボタンが見つけやすいか

この5つが整うだけでも、サービスページはかなりわかりやすくなります。

小さな会社のホームページでは、きれいなデザインよりも、まず「伝わること」と「相談しやすいこと」が大切です。

サービスページは、訪問者が問い合わせをする前に見る大切な判断材料です。
自社が伝えたいことだけでなく、訪問者が知りたいことに答えられているかを確認してみましょう。

ホームページは、作って終わりではありません。
もしサービスページが会社案内のような内容だけで止まっているなら、まずは「誰向けか」「何を解決できるか」「どう相談できるか」から見直してみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

SaaS型CMS会社でカスタマーサクセス・マーケティングに従事。
スモールビジネス向けのWeb集客改善を実践中。

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