「ホームページはあるのに、問い合わせがほとんど来ない」
小さな会社や個人事業主の方から、よく聞く悩みのひとつです。
せっかく時間とお金をかけてホームページを作ったのに、仕事につながっていない。
アクセスがあるのかどうかもよくわからない。
何を直せばいいのかも見えてこない。
このような状態になると、「やっぱりホームページでは集客できないのかな」と感じてしまうかもしれません。
でも実際には、ホームページそのものが悪いというより、問い合わせにつながるために必要な情報や導線が不足しているケースが多いです。
この記事では、小さな会社のホームページで問い合わせが来ないときに見直したいポイントを7つに分けて解説します。
なお、ホームページ全体を作り直すか迷っている場合は、先に「ホームページを作り直す前に確認したい7つのこと」も参考にしてみてください。
1. 誰に向けたホームページなのかが伝わっていない
問い合わせが来ないホームページでよくあるのが、「誰のためのサービスなのか」がわかりにくい状態です。
たとえば、トップページに会社概要や事業内容は書かれていても、訪問者が見たときに、
「これは自分に関係がありそうだ」
「この会社なら相談できそうだ」
と思える内容になっていないことがあります。
小さな会社のホームページでは、立派な表現よりも「誰のどんな悩みを解決できるのか」をはっきり伝えることが大切です。
たとえば、
「地域の工務店向けに、現場管理の効率化を支援します」
「小規模店舗の集客に強いホームページ制作を行っています」
「はじめてWeb集客に取り組む事業者向けにサポートしています」
のように、対象となるお客様を具体的にすると、訪問者は自分ごととして読みやすくなります。
2. 何を相談できる会社なのかがわかりにくい
ホームページを見ても、「結局、何をお願いできるのか」が伝わらない場合、問い合わせにはつながりにくくなります。
特に小さな会社の場合、複数のサービスを扱っていることも多く、あれもできます、これもできます、と並べてしまいがちです。
もちろん対応範囲が広いこと自体は強みです。
ただし、初めて訪れた人にとっては、情報が多すぎると判断しにくくなります。
大切なのは、主なサービスをわかりやすく整理することです。
たとえば、
- どんなサービスを提供しているのか
- どんな悩みに対応できるのか
- どんな流れで依頼できるのか
- どの地域・業種に対応しているのか
といった情報があると、訪問者は「問い合わせてよさそうか」を判断しやすくなります。
3. 実績や事例が少なく、安心材料が足りない
問い合わせ前の人は、少なからず不安を感じています。
「この会社に頼んで大丈夫かな」
「自分の業種にも対応できるのかな」
「費用に見合う効果はあるのかな」
こうした不安を減らすために役立つのが、実績や事例です。
大きな実績でなくても構いません。
小さな会社の場合は、身近で具体的な事例のほうが伝わりやすいこともあります。
たとえば、
「地域の飲食店のホームページを改善した事例」
「問い合わせフォームを見直して相談件数が増えた事例」
「会社案内型のサイトを、サービス内容が伝わる構成に直した事例」
のように、どんな課題に対して何を行ったのかを紹介すると、訪問者は利用後のイメージを持ちやすくなります。
お客様の声、導入事例、制作実績、よくある相談内容なども、安心材料になります。
4. 問い合わせボタンやフォームが見つけにくい
ホームページの内容が良くても、問い合わせへの導線がわかりにくいと、機会を逃してしまいます。
たとえば、
- 問い合わせボタンがページ下部にしかない
- メニューの中に埋もれている
- ボタンの文言がわかりにくい
- スマホで見たときに押しにくい
- フォームの入力項目が多すぎる
といった状態です。
問い合わせを増やしたい場合は、訪問者が「相談してみようかな」と思ったタイミングで、すぐ行動できるようにしておくことが大切です。
トップページ、サービスページ、記事ページの下部などに、自然な形で問い合わせ導線を置きましょう。
ボタンの文言も、「お問い合わせ」だけでなく、
「無料相談をする」
「まずは相談してみる」
「見積もりを依頼する」
「サービスについて問い合わせる」
のように、行動がイメージしやすい言葉にすると効果的です。
5. 料金や依頼の流れが見えず、不安が残っている
問い合わせ前の人が気にするポイントのひとつが、費用や依頼の流れです。
もちろん、すべての料金を細かく掲載できない業種もあります。
ただ、まったく情報がないと、訪問者は不安になります。
「高そうだからやめておこう」
「問い合わせたら営業されそう」
「どこまで相談していいのかわからない」
このように感じて、問い合わせをせずに離脱してしまうことがあります。
料金を明確に出せない場合でも、
「目安料金」
「料金の考え方」
「よくある依頼内容と費用感」
「相談から納品までの流れ」
「初回相談で確認すること」
などを掲載しておくと、心理的なハードルを下げられます。
問い合わせを増やすには、ただボタンを置くだけでなく、「問い合わせても大丈夫そう」と思ってもらうことが重要です。
6. スマホで見たときに読みづらい
現在、多くの人がスマホでホームページを見ています。
パソコンではきれいに見えていても、スマホで見ると文字が小さい、ボタンが押しにくい、画像が大きすぎる、情報を探しにくい、ということがあります。
特に小さな会社のホームページでは、公開後にスマホ表示をあまり確認していないケースも少なくありません。
問い合わせを増やしたいなら、実際に自分のスマホで以下を確認してみましょう。
- トップページを見て、何の会社かすぐわかるか
- サービス内容まで迷わずたどり着けるか
- 問い合わせボタンが見つけやすいか
- フォームの入力が面倒ではないか
- 文字や行間が読みやすいか
スマホで見づらいホームページは、それだけで問い合わせのチャンスを逃してしまいます。
7. アクセス状況を確認していない
問い合わせが来ない原因を考えるときは、感覚だけで判断しないことも大切です。
そもそもアクセスが少ないのか。
アクセスはあるけれど問い合わせされていないのか。
どのページで離脱しているのか。
検索から来ているのか、SNSから来ているのか。
これらによって、改善すべきポイントは変わります。
たとえば、アクセス自体が少ないなら、記事作成やSEO対策で入口を増やす必要があります。
一方で、アクセスはあるのに問い合わせがないなら、サービスページや問い合わせ導線、実績紹介などを見直す必要があります。
GoogleアナリティクスやSearch Consoleを使うと、ホームページの状態を少しずつ把握できます。
最初から細かく分析する必要はありません。
まずは、どのページが見られているのか、どんな検索キーワードで来ているのかを確認するだけでも、改善のヒントになります。
問い合わせを増やすには「相手の不安を減らす」ことが大切
ホームページから問い合わせが来ない理由は、ひとつとは限りません。
ただ、多くの場合に共通しているのは、訪問者が問い合わせる前に不安や迷いを感じているということです。
「自分に合っているかわからない」
「何を相談できるのかわからない」
「料金がわからない」
「実績が見えない」
「問い合わせた後の流れがわからない」
こうした不安をひとつずつ減らしていくことで、問い合わせにつながりやすいホームページに近づいていきます。
小さな会社のホームページでは、派手なデザインや難しい機能よりも、まずは「伝わること」と「相談しやすいこと」が大切です。
今のホームページを見直すときは、次のような視点で確認してみてください。
- 誰に向けたサービスなのか
- 何を相談できるのか
- 実績や事例は伝わっているか
- 問い合わせ導線はわかりやすいか
- 料金や流れの不安を減らせているか
- スマホで見やすいか
- アクセス状況を確認しているか
すべてを一度に直す必要はありません。
まずは、トップページとサービスページ、問い合わせフォームの3つから見直すだけでも十分です。
ホームページは、作って終わりではなく、少しずつ改善して育てていくものです。
問い合わせが来ないと感じている場合は、「ホームページがダメ」と考える前に、訪問者が安心して相談できる状態になっているかを確認してみましょう。
